こんにちは、こんばんは!
今回はドキュメント映画のご紹介
2014年にアメリカで制作されたドキュメンタリー作品
「ATARI GAME OVER」(アタリ ゲームオーバー)
はっきり言って、これほど秀逸なドキュメンタリーは
今までに見たことがないくらい面白かったです!
▼予告編はコチラ▼
本作の見所
1980年代初頭、アメリカを中心に社会現象を巻き起こしたTVゲーム機ATARI 2600。
その専用ソフトとして開発され、1982年のクリスマスシーズン販売用の戦略ソフトとして開発されたゲーム『E.T.』。
大ヒットしたスティーヴン・スピルバーグの映画とタイアップし、ゲームの歴史を変える作品となるはずだったが… 現在では、ゲーマーたちから史上最悪のクソゲーとして語られ、ATARI社を倒産に導いたソフトという不名誉な烙印を押されている。
世界初の核実験を行った広大なニューメキシコの砂漠の果てに、その『E.T.』の不良在庫が大量に埋められているという…
”アタリ”ってなに?
任天堂のファミコンが発売されるより昔、1972年にアメリカで誕生したゲーム会社
当時、子どもたちを中心に社会現象になった伝説のゲーム”ポン”(テニスのようなボールを打ち合うゲーム)を皮切りに、大きく飛躍。家庭用ゲーム機としてNo.1となる。
しかし、1983年に業界売上32億ドルに達したにもかかわらず、1985年には1億ドルまで市場が減少。
アタリ社は業績不振から崩壊・分割されることになる。俗にアタリショックと言われている。
視聴のポイント
●アタリの爆発的な成長と、崩壊までの経緯
●なぜ調子の良かった”アタリ”が業績不振になってしまったのか?
●クソゲーと言われたゲーム「E.T」が、なぜ誕生したのか?
そして、クソゲー「E.T」の大量在庫を不法投棄した噂は本当なのか?
感想
任天堂がファミコン発売をする10年前に、こんな会社があったんだと言うこと。
またそんな会社が急速に大きくなり、また崩壊に至ったのか?
今のベンチャー企業が考えさせられる点も多い部分だと感じる
特に、勢いがある会社でも1つの判断、出来事から崩壊につながる事を体現しているように感じる。
「いい商品」を作ること=ユーザーの信頼を得ることは
売上を上げることよりも大切な事ではないかと感じる。
まとめ
約40年も昔の話ではあるが、現代に通ずる教えがあります。
本作は、決して予定調和のドキュメントではなく、「噂を検証する」をベースに構成されており
ドキュメンタリーとしては最高峰の作品の1つと言えます。
お客を裏切るような商品はダメ
事象としては本当に1つの判断で会社全体がだめになったように思うが、
その1つの判断も間違ってしまうくらい、判断できない組織になった敗北だといえる。
そんな現代の会社・組織のマインドセットに訴えかける作品でした。
素晴らしい!
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